セルフコーチングとは?コーチ直伝テッパンのやり方

こちらのカテゴリーではセルフコーチングに
必要な情報をまとめております。

そもそもセルフコーチングとは?
コーチングとは違うのか?

という基本から、

セルフコーチングの効果的なやり方
セルフコーチング=自己質問、自己対話と言われるが、
その考え方とは?

というような内容まで解説してまいります。

 

セルフコーチングは
セルフ=自分で
コーチング=導く
というようなニュアンスの言葉です。

僕がクライアントさん(スポーツ選手、愛好家)に行っているのも
コーチングですが、
このコーチングは
「マインドの使い方を指導する」ことと定義しています。

ただ、ちょっとわかりにくいので、

「ゴール達成へ導いていくこと」
ということでも間違いではありません。

それを自分でやっていくのがセルフコーチングであるということですね。

ということは、とっても大切なことで、
誰もが習得すべきスキルと言ってもいいかもしれません。

セルフコーチングとは?

冒頭で少し触れましたが、
まずはセルフコーチングとは?という定義や意味について
理解していただければと思います。

そもそもコーチングとは?

そもそもセルフを取っ払った
コーチングというものがあるわけです。

このコーチングというものは
語源はイギリスにあるようですが、

現在のコーチングとして発展してきたのは
アメリカです。

NLP(神経言語プログラミング)から発展してきたコーチングが
以前は日本でも多かったようですが、

それとは別に

コーチングの元祖として、世界中で活躍された
ルー・タイス氏が行い、
広めてきたものを、

日本の認知科学者の苫米地英人氏が受け継ぎ、
様々なプログラムとして指導しています。

 

僕自身も
セルフコーチングを学び、自らに実践しつつ、
現在はスポーツ選手を中心としたクライアントに
パーソナルコーチングをしています。

このコーチングは基本は対面、1対1で行い、
マインドの使い方を指導します。

ここでいうマインドとは「脳と心」のことをいいます。
脳と心は別物ではなく、
心はどこにあるかと言えば、脳ですから、
ある意味同じものを指します。

 

このマインドをどう使っていくか?

それによって、どんなパフォーマンスが出せるか?
どんな成長ができるか?
どんな結果が残せるか?
どんな人物になれるか?

が決まってきます。

 

つまり、

クライアントが設定するゴール(大きな目標)の達成に向けて
そのお手伝いをすると言い換えても間違いではありません。

セルフでできるの?

そのコーチングをプロのコーチに依頼して
対面で受けるのではなく、

自らをコーチングすることをセルフコーチングと言います。

それは脳と心であるマインドの使い方を
書物やセミナー、教材などで学びながら、
それを日々実践していくことになります。

このブログの記事で学んでいただくのも
その準備になります。

 

クライアントに対面で指導するコーチングも
実は相当奥が深くて、
単にマインドの使い方を学校の授業のように
教えるものではありません。

それなら書物や教材で自ら勉強するのと
大差ないわけで、

むしろ、その先、個人個人のゴールに合わせて
対面でこそできる指導がコーチングなので、

正直、セルフコーチングとコーチングで
どちらが有効かという質問があるとすれば、
コーチングと断言できます。

 

そもそもコーチングを受けるにしても、
コーチングセッション以外の時間は
セルフコーチングをすることになりますから、
当然といえば当然です。

しかし、マインドの使い方を徹底的に学び、
徹底的に実践することで
セルフコーチングの効果も飛躍的に大きくすることができますので、

次から、セルフコーチングの方法について解説していきます。

セルフコーチングの方法

では、セルフコーチングの方法に移ります。
まず全体像を捉えていただいて、
それぞれの方法論について、詳しく解説した記事もご紹介します。

セルフコーチングの全体像

セルフコーチングの全体像として、ザックリ、流れをお伝えします。

セルフコーチングの基本は

現状(その延長線上の未来) VS ゴール側の未来

という構図です。

これが脳の中でシェア争いしていると考えてください。

そして、その脳内シェアで勝ったほう、
言い方を変えると、その臨場感が高くなった未来が、
時間が経過して現実になる。

 

そして、それが当然ゴール側の未来だったら
コーチングがうまくいっている

ということになります。

 

具体的な流れは、

大きな目標としてゴールを設定する

そのゴール側の世界、ゴール側の自分の臨場感、
リアリティを上げる。

脳内で臨場感が上がれば、
そのゴールを実現しようと、
脳がその達成方法をどんどん見つける

努力感なく達成する

これがテッパンの流れです。

では一つ一つ各論のお話をしていきます。

ゴール設定

セルフコーチングの最初の一歩であり、
一番重要と言ってもいいのがゴール設定です。

これはよく言われる「目標設定」のように、

現実的で達成方法がステップ・バイ・ステップにわかるもの
みたいなものではありません。

逆に達成方法がわからないくらい
現状からかけ離れたゴールを設定
することが大切です。

ゴール 目標設定
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そうしないと、
人の脳はホメオスタシスという、いわゆる現状維持メカニズムによって、
現状をそのまま維持しようとしてしまうわけです。

とは言え、

そんなゴールをどうやって設定していいのか?

そもそも、そんなドデカイやりたいことなんてないよ。
という人も少なくありません。

そんな人への処方箋になればということで、
こちらの記事もご参照いただければと思います。

「やりたくないことはやらない」を誰でも実践できる方法

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ゴール側の臨場感を上げる

そして、ゴールを設定したら、
そのゴール側の臨場感(リアリティ)を上げる

というステップに移ります。

放っておいたら、
常に現状とその延長線上の世界、自分が
臨場感高く脳内のシェアを占めますが、

それをゴール側の臨場感が勝るくらいに高めていく

それができれば自然と達成されるということになります。

その具体的な方法論や原則があります。

アファーメーション

まずアファーメーションという方法です。

これは「肯定する」という意味ですが、
具体的には

朝、晩と定期的にゴール側の自分や世界のイメージを
文章に落としたものを読みながら、
イメージの臨場感を高めていく習慣のことを言います。

こちらで詳しく解説しております。

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セルフトークマネジメント

次にセルフトークマネジメントというものを
日々、意識的にやっていくことが大切です。

セルフトークとは脳内で声に出さないものも含めた会話で、
これが1日に何万回も繰り返されていると言われています。

意識すれば、そういえば、結構、セルフトークしているな
ということに気づくはずです。

 

このセルフトークを意識に上げて、
ゴール側に相応しいものに変えていくのが
セルフトークマネジメントです。

言葉はイメージを想起し、
その繰り返しは臨場感を高めますから、
とても大切な方法です。

こちらで解説しております。

セルフトーク
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イメージトレーニング

アファーメーションもセルフトークマネジメントも
引き出したいのは
脳内で形作る映像(=イメージ)ですから、

スポーツ界でよく取り上げられる
イメージトレーニングもこの範疇に入ります。

このイメージトレーニングについても
こちらでいくつかの記事で解説していますので
ご参照ください。

スコトーマコントロール

これらアファーメーション、セルフトークマネジメント、
イメージトレーニングなどで

ゴール側の世界、自分の臨場感が高まると
具体的に何が起こるか?

というと、

今まで見えてなかったものが見えたり、
認識できていなかったものが認識できたり、

逆に

とらわれていたものが気にならなくなったり

という脳内の認識に上がる情報が変わります。

これをスコトーマコントロールと言っていて、
こちらで詳しく解説しております。

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脳が認識する情報が変われば、
それはすなわち世界が変わることと同じ意味です。

セルフコーチングで有効な質問集

セルフコーチングに限らず、
コーチングは質問をして内面を引き出す
というようなイメージをお持ちの方がおられますが、

実は全然違います。

質問するのがコーチングではない!

コーチングというのは
何度も述べていますが、
マインド(脳と心)の使い方を指導すること
ですから、

その中で個人個人のゴールを探っていく、
見つけていくのに質問をすることは
当然あるんですが、

何気ない会話から見えてくるものも多いですし、
クライアントさんのスコトーマ(盲点)をつくような
働きかけをしたりすることもあります。

単なる良質な質問集をぶつけるようなものは
コーチングではないと考えています。

有効な質問はこの3つ

とは言え、有効な質問というものがあるのも事実ですから

この3つだけ押さえておいていただければと思います。

「お金や時間や人脈など、あらゆる制限を外したときに一番やりたいこと、できたら嬉しいことはなんですか?」

この質問は現状の延長線上にないゴールを引き出すための質問です。

人は現状からどうしても考えがちなので、
あらゆる制限を外すというのがポイントです。

 

「周りの人に止められても、構わずやり続けたいことはありますか」

これが例えば誰の役にも立たない活動だとしても、
それはまさにwant toの真のゴールを見つける第一歩になる可能性があります。

 

「今持っているゴールを10倍高くしたら、どんなゴールになりますか?」

どうしても皆さん、現状に縛られたゴールにしがちである
ということを述べたばかりですが、

単純にその縛りから開放するためのに10倍という数字と使って、
イメージをぶっ飛ばしてみましょう。

セルフコーチングを学ぶならこの本!

セルフコーチングについて学ぶにはどんな本がオススメですか?
という質問もよく聞かれます、

書籍では苫米地英人氏の書かれた、
こちらの2冊がコーチングど真ん中の内容ですからオススメです。

さらにより深く学びたいという人は高額ですが、
こちらは僕も学んだオススメの教材です。

こちらの僕のメールマガジンでも
コーチングに関係する話をどんどんしていますし、
セルフコーチング教材のご案内もしていますので、
興味がある方はぜひご登録ください。

歌島大輔公式メールマガジン | SMC
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まとめ

セルフコーチングについて
基本事項から、それぞれの詳しい記事のご紹介まで行いました。

こちらで全体像を捉えつつ、
それぞれの詳しい記事もご参照いただき、

ぜひ、セルフコーチングを実践して、
ゴール達成をどんどんしていってください。

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