メンタルコーチング イメージトレーニング

イメージトレーニングの効果を高める脳科学的に最強の方法

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この記事を書いた人
歌島 大輔ADMINISTRATOR
景翠会 金沢病院
整形外科専門医 / 認定スポーツドクター / CSCS(米公認トレーナー) / 苫米地式コーチ 補
肩 / スポーツ領域を得意とする整形外科専門医としての診療 / 手術・スポーツパフォーマンスアップ、ケガ予防トレーニング等のアドバイス・マインド(脳と心・メンタル)の使い方を指導するコーチングを行っています。

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今回の記事ではイメージトレーニングの(イメトレ)脳科学的根拠についてもご紹介しながら、その効果を疑う余地がないレベルまで引き上げることを目指しています。

イメージトレーニングは脳科学的に正しい方法だということは、ずっと前から言われてはいます。しかし、筋力トレーニングのように目に見える成果がでにくいがために、なかなか実感がなく、疑いを持っている人も少なくないです。

 

このイメージトレーニングは主にスポーツの世界で
活用されてきた手法ですが、

実際のところ、その効果を引き出せている人、
引き出せているチームというのはごく少数に限られます。

それはイメージトレーニングという、
脳内活動に対する「ふわっと」した認識をもとにした、
「ふわっと」した方法でやっていたがために、
効果があるのかないのか、それすら「ふわっと」してしまっているから

だと考えています。

 

実際にはイメージトレーニングとは?という基本から
その効果の根拠やメカニズムを知り、

その上で、効果的な方法やコツを活用して、
イメージトレーニングを継続すると、
その自らの変化に驚くことになると思います。

 

僕自身、野球をずっとやってきましたが、
当然のことながら、イメージトレーニングを活用してきましたし、
それ以降も、医師としてもコーチ(マインドのコーチ)としても、
イメージトレーニングの重要性は常日頃、実感しています。

ですから、スポーツ選手はもちろん、
それ以外でも、何かしら目標、ゴールを達成しようとしている人にとって、
イメージトレーニングは必須のスキルだと考えています。

そんなイメージトレーニングは疑いを持って取り組むと、基本、成果は上がりません。当然です、疑っている脳を使ってイメージを作っても鮮明にはなりませんし、現実を変えるほどのインパクトあるトレーニングにはなりません。

そのため、脳科学的根拠も踏まえながら、自分自身の中でのイメージトレーニングに対する信頼性を極限まで高めることの重要性はとても高いと考えています。

イメージトレーニングとは?

では、さっそく基本的なことからいきましょう。

イメージトレーニングというのは、
その名の通り、脳内にイメージを描いて、
そのイメージを鮮明にしていくトレーニング
と言えます。

そして、その目的は

イメージが上手になることじゃなくて、
そのイメージを使って現実を変えること

であるということを基本中の基本として押さえておきたいところです。

このイメージを描くというのは
ヴィジュアライゼーションと言って、
ほぼほぼイメージトレーニングと同義で使われることもあります。

ここではイメージトレーニングで統一します。

イメージトレーニングは効果があるのか?

イメージトレーニングは大切というのはスポーツの世界でも、最近ではビジネス界や自己啓発業界でも言われていることだろうと思います。

しかし、本当の意味でイメージトレーニング(イメトレ)の効果を引き出せている人がどれだけいるのだろうか?と考えると、大きな疑問符がつきます。

例えば、ガンガンに筋トレを頑張っていて、その成果で身体が大きくなって、パフォーマンス的にもパワーが上がったりすれば、それは筋トレの効果を引き出せているねと誰から見ても思われるわけです。

しかし、イメトレの効果って・・・

そういうわかりやすいものじゃないんですよね。

 

ですから、実はイメトレをうまく活用している人も、それがイメトレのおかげだということに気付いていない人もいますし、逆にイメトレが全然使えてないからこそ、思うような成長を遂げられない人もいます。

まずイメージトレーニングの効果を腹落ちするレベルで理解して、そして、その効果を引き出すポイントを押さえたイメトレを実践していただくことで、イメトレの真の効果を実感していただければ嬉しいです。

イメージトレーニングの効果がないわけがない根拠 IxV=R

まずイメトレの効果がそもそもあるのかないのか? ということについて考えてみたいのですが、

結論からいきましょう。

イメトレの効果は、「ないわけがない」です。

めちゃめちゃあります。やり方次第では。

 

その根拠は脳科学的もメカニズムを考えると当然と言えます。

脳科学をもとにしたコーチングという手法で マインド(脳と心)の使い方を指導するような活動もしておりますが、

そのコーチングにおいて大事な原則として

I x V = R

というものがあります。

これは

Image x Vividness = Reality

という意味で

訳すと

脳内イメージ x イメージの鮮明度(リアリティ) = 現実

ということになります。

 

つまり、脳内のイメージの鮮明度(リアリティ、臨場感)を極限まで高めれば、それは現実になるということです。

イメージトレーニング

これってすごいですよね。

イメトレの効果が半端ないということがこれだけでもわかるかもしれません。

映画に没頭できるのは?

例えば、映画を見る時を考えてみます。

映画 臨場感

よほどつまらない映画でない限りは、その映画の世界に没頭しますよね。 笑ったり、ドキドキしたり、ハラハラしたり、恐怖感を抱いたり、泣いたり・・・ そして、終わったあとはぐったり疲れたり、モチベーションが上がっていたり・・・

映画の世界は現実ではないにも関わらず、あなたの身体という現実は変化をしています。

ということは、当然、あなたがイメージトレーニングで描いたイメージも同じ効果を引き出すことができるわけです。

イメージはあなたの現実を変えることができることが、映画を見るという日常からも理解できると思います。

一流スポーツ選手こそイメトレを活用している

一流のスポーツ選手は自覚しているか否かは別にしても、ほとんどの選手がイメトレを徹底活用しています。

例えば、オリンピックのメダルのギネス記録(リオ五輪終了時点で28個)を持っている、水泳アメリカ代表のマイケル・フェルプス選手毎晩寝る前に、オリンピックの決勝のレースを正確なラップタイムを再現したイメージを描いていたということを、ヘッドコーチのマーク・シューベルト氏が明かしています。

フェルプス選手に限らず、一流に登りつめる選手は一律に才能があるわけではなく、さらに、単に反復練習をやみくもに繰り返すような努力をしたわけではなく、

先に描いた鮮明なイメージがあって、それに向けて、イメトレと練習、トレーニングを積み上げるということをやった結果、一流になったと考えるべきです。

というより、それ以外に一流に登りつめる方法はないだろうと思います。

 

さらに脳科学的な根拠を知ると、より、「疑う意味がわからない」レベルに確信度を引き上げることができると思います。こちらの記事もご参照ください。

脳内イメージ 認知機能 イメージトレーニング
イメージトレーニングの効果を高める脳科学的に最強の方法

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イメージトレーニングとは?その辞書的定義と使える定義

そんなイメージトレーニング。 ちょっと順番が前後しますが、そもそもイメトレってなに? という定義の話をはさみます。

イメージトレーニングの辞書的定義

デジタル大辞泉を参照すると

1 スポーツで、体を実際に動かすことをせず、頭の中で動作を考えて、その正しい運動動作を学習すること。

2 ある事柄について、起こり得る場面、場合、対処方法などを、頭の中で考え、慣れておくこと。

https://kotobank.jp/word/%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0–436030

とされています。

1番目はスポーツなどのスキルやフォームを身につけるためのイメージトレーニング。2番目は本番や試合で力を発揮するためのメンタルリハーサルの意味合いが強いですね。

この定義はそれはそれで間違いないんですけど、もうちょっと使える定義を一つお伝えしておきます。

イメージトレーニングの使える定義

イメージトレーニングとは

脳内にイメージを描き、そのリアリティをどんどん高めていくことで「現実を変える」こと

これが使える定義です。

 

現実が変わらないイメージは単なる妄想ですから、現実を変えるためにイメトレをするという意識は常に持ってもらいたいと思います。

そして、これがイメージトレーニングの真の効果と言えます。 イメージトレーニングの真の効果は「あなたの現実を変える」ことです。

イメージトレーニングの真の効果を引き出すポイント

このイメージトレーニングの真の効果である「現実を変える」ための2つのポイントをお伝えします。

イメージの臨場感の高さ

一つ目のポイントはイメージの臨場感の高さです。

最初にお伝えした I x V = R のVividnessのことですね。

この臨場感が高まらないと現実は変わりません。ただの妄想です。

そうならないために臨場感の高いイメージを描く必要があるのです。 臨場感を高めるためのイメージ方法は

  • あらかじめリラックスしてイメージを描く
  • 五感全てをフルに活用してイメージを形成する
  • 感情豊かにイメージする
  • 自分目線のイメージと他人目線のイメージを行き来する

この4つを意識してイメージしてみましょう。

マインドシェア

イメージトレーニングというように、臨場感が高いイメージを描く技術は練習で上手になっていきますから、常に自分が描くイメージの臨場感を高めるためにも、繰り返しイメトレをしていきましょう。

イメージのマインドシェアの大きさ

もう一つのポイントは「マインドシェアの大きさ」です。

マインドシェアというのはあなたの脳内で占める割合で、この割合をイメージでいっぱいにしていきたいということなんです。

いくら臨場感が高いイメージができても、ほんの一瞬の話では意味がないんです。 それこそ、映画にどんなに没頭して、涙を流し、ときにモチベーションが上がったりしても、翌日にはすっかり忘れてしまっている・・・ なんてことがほとんどじゃないかと思います。

それじゃダメなんですね。

現実を変えたいわけですから。

 

とすれば、極端な例を挙げれば、毎日映画を見るしかありません・・・ が、それは現実的ではないですね。

しかし、イメージならそれができるわけです。

24時間365日・・・とまでは言わないですが、寝る前に、起きたとき、お風呂に入っているときなど、いつでもイメージはできるわけです。

また、「ながらイメージ」というものも推奨しています。 歩きながらでも走りながらでも、テレビを見ながらだって、何らかの活動をしているときだって、裏側でイメージを描くことができます。「ながらイメージ」は臨場感はあまり高くなくてもいいですが、それでも裏側で常にイメージを描いておくことはマインドシェアを大きくすることになります。

定期的なイメージトレーニングや「ながらイメージ」を活用して、毎日、生活の中であなたが描くイメージであなたの脳内をいっぱいにしてほしいんですね。そうすれば、臨場感を高めたイメージは現実化し、それが持続します。つまり、変わった現実が一瞬の期間限定モノじゃなく、一生モノにできるわけですね。

それがマインドシェアを大きくするということになります。

 

イメージトレーニングの脳科学的根拠

次に、さらに科学的、特にど真ん中の脳科学の分野からのアプローチです。
イメージトレーニングの脳科学的根拠について考えてみましょう。

ここでは脳科学的根拠を2つの視点から解説します。それは

  • 脳の仕組みからイメージトレーニングのメカニズムと効果を理屈で説明
  • 論文などの検証データを紹介

の2つです。

科学者はみな、「仮説」を立てて、データを集め、統計学的に処理をして「検証」します。そういう意味では一つ目が「仮説」、二つ目が「検証」ということになると思います。

いくら検証データだけがあったとしても、それは本当にイメージトレーニングの効果なのか?という疑問が残ります。もしかしたら、プラセボと言われる、心理的な偽薬効果なのかもしれません。

それを完全に払拭するわけではありませんが、そもそもイメージトレーニングのメカニズムと効果は脳の仕組みから脳科学的にどう説明できるのか?という仮説部分に納得がいけば、それは信頼するに足る方法論になると思います。

脳の仕組みを知ればイメージトレーニングの効果は疑う余地がない

ということで、まず、脳の仕組みからイメージトレーニングのメカニズムと効果について考えてみたいと思います。

脳の仕組みの中でもイメージトレーニングに関係するのは、脳の「認知」の仕組みです。それは外の世界をどう認識するか?ということなんですが、

例えば、

「目の前のテーブルの上にみずみずしいレモンが置いてあったとします。 まずこのレモンを目が捉えて、視覚情報として脳が認識します。 同時にレモンの酸っぱいような香りを鼻が捉えて、嗅覚情報としても脳が認識します。 さらに、それをカットして、果汁が手にかかったときに、触覚情報として脳が認識し、口にしたときに味覚情報として脳が認識します。 結果、とても酸っぱい感覚に襲われ、唾液が大量に出てきます。」

 

・・・

 

という文章を読んだだけで、 少し唾液が出てきませんでしたか?

 

五感のあらゆる情報すべて、最終的には脳が情報として認識してはじめて、 その人の意識に上ります。

脳内イメージ 認知機能 イメージトレーニング

しかし、実際に目の前にないものでも、 イメージを鮮明に描ければ、脳が視覚情報として、嗅覚情報として、味覚情報として、まったく同じ「情報」として認識するので、 結果、レモンを口にしていないのにイメージだけで唾液が出たりするわけです。

つまり、脳にとっては現実世界もイメージの世界も 結局は「情報」に過ぎないということです。

ですから、スポーツにおいて、 実際に身体を動かしてトレーニング、練習した経験も脳にインプットされ、 脳が身体に指令を出して、スキルが上がったり、筋力が上がったりしますが、

もし、同じくらいリアルにイメージすることができれば、 実際には身体を動かしていなくても、脳には同じ情報がインプットされ、 スキルも上がるし、筋力すら上がります。

 

具体的に起こることとしては、 神経系統の促通と呼ばれる、脳神経と筋肉の繋がりの強化だったり、 筋力を高めるホルモン(成長ホルモンなど)を分泌することなどです。

 

つまり、実際に動こうが動くまいが、 脳に「情報」さえ届けられれば、その効果は現実化するということです。

これが脳の仕組みから理屈で説明されるイメージトレーニングのメカニズムです。つまり、何ら本質的には練習やトレーニングを積むのと、イメージトレーニングをすることに変わりはないわけで、効果がないわけがないということが言えます。

イメージトレーニングの脳科学的根拠となるデータ

それでは、イメージトレーニングの効果を示す科学的根拠となるデータをご紹介します。

例えば、「筋力トレーニングの効果を高めるイメージトレーニング」という視点でのデータが「Journal of Orthopaedic & Sports Physical Therapy」という雑誌に1991年 Cornwall MWらから出されています。

Pubmedという医学論文のデータベースでのリンクはこちらです。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18796837

これは4日間 30分、大腿四頭筋の収縮のイメージを繰り返すイメージトレーニングをすることで、大腿四頭筋の筋力は平均12%上がったという結果でした。

他にも似たようなイメージトレーニングが筋力アップに貢献するデータは発表されていて、実際の筋力トレーニングのセット間の休憩のときにイメージトレーニングをすることでトレーニング効果が上がるというデータもあります。

 

また、イメージトレーニングとスポーツスキル(技術)の関係についてのデータもあります。1989年に発表されたバスケットボールのフリースローのスキルについてです。インターネットでも論文のPDFが公開されています。

https://digitalcommons.brockport.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=1002&context=pes_theses

これはフリースローのイメージトレーニングだけしたグループとフリースローの実際の練習だけしたグループとイメージトレーニング&実際の練習の両方をしたグループ、そして何もしないグループの4つにわけてフリースローのスキルの上達を検証したというもので、

結果は、

  1. イメージトレーニング&実際の練習の両方
  2. 実際の練習だけ
  3. イメージトレーニングだけ
  4. 何もしない

という順番で上達した。 ということでした。予想通りですね。

イメージトレーニングの効果は疑う余地がないにしても、 よっぽどイメージトレーニングが上手でないと、 実際の練習には勝てない。

それは脳にとっても「臨場感、リアリティ」という視点から当然のことです。

しかし、だからこそ、実際に身体や時間の制約があるスキルトレーニング、フィジカルトレーニングだけに頼らずイメージトレーニングを組み合わせることの重要性があるということが言えるわけですね。

イメージトレーニングの効果を劇的に上げる3つの方法

イメージトレーニングの脳科学的根拠を知るだけで、
あなたの脳は

「イメージトレーニングは効果がある」

と確信に向かいますから、効果が上がります。

ここがスタートと言えるかもしれません。

 

そして、さらにイメージトレーニングの効果を劇的に上げるために、
今すぐにでもできる3つの方法・考え方をお伝えします。

脳を騙す(だます)という考えをやめる

よくイメージトレーニングは脳を騙す方法だと言われます。

それは脳がイメージしたことと、現実世界を区別できないから、
現実じゃないことをイメージして騙してしまえ

という意味です。

 

脳を馬鹿にしてません? 笑

 

いや、

多分そんなつもりはないと思うんですけど、
ここではその脳を騙すという、若干低俗な表現から

脳科学的に一歩、前進していただければと思います。

 

それは・・・

日常的に騙されてるのは脳じゃなくて自分

ということです。

 

脳科学、認知科学的に、
もしくは哲学的に言っても、

唯一無二の現実世界というものがあって、
イメージトレーニングで描くイメージの世界は虚構である。

ということの方が間違っていて、

 

そもそもの唯一無二の現実世界というものを、
ありのままに認識できる人はこの世に1人もおらず、

現実世界と思って認識していることですら、
過去の記憶を活用したイメージの世界である

というのが脳の情報処理の働きからも常識です。

 

とすると、

唯一無二の現実世界があるとしても、
誰1人としてそれを認識できる人がいないのですから、

それがむしろ虚構であり、

イメージしている世界こそがホンモノ

というのが脳科学的にも正解と言っていいでしょう。

 

 

とすると、イメージトレーニングでイメージしているものが
現実化していくこと自体が当たり前のこととして
確信度が高まると思います。

そもそも

「脳を騙すのがイメージトレーニング」

って思ってやるイメージトレーニングに
騙されますか?

脳って、ほぼほぼあなた自身ですから、
「騙されてなるものか」

って無意識が抵抗するに決まってます。 笑

日常的にイメージトレーニングを習慣化する

イメージトレーニングというと、
時間をとって、集中してやるものと思われるかもしれませんが、

もっと日常的に習慣化することをお勧めします。

 

というより、ほとんどの人が、
イメージトレーニングを日常的にしている

と言ったほうがいいでしょう。

 

例えば、明日の夜に同僚と食事会があるとします。

とすると、行ったことがあるお店なら、
その店内や料理の映像のイメージとともに、
美味しく味わっているイメージを描いているはずです。

行ったことがない店でも、
同僚の笑顔や、楽しく話しているイメージを描いているはずです。

そして、大抵はそれが現実化します。

それだって立派なイメージトレーニングです。

 

逆に、同僚との食事会が、
なんらかの理由で気まずくて、避けたいものだった場合、

放っておくと、
つまらない顔をしたイメージや、
うまく話せないイメージなどを描いてしまっていて、

結果、それが現実化してしまいがちです。

 

そこでイメージトレーニングを学んでいる人であれば、
逆にそこで楽しんでいる自分をイメージしたり、
楽しませている自分をイメージしたり、

と、イメージの力を使って
現実を変えようとトライできます。

そうやって、ちょっと先の未来をイメージして、
そのイメージが実現するように行動してみる。

これを日々、日常的に意識的にやってみると、
いつの間にか習慣化していくと思います。

日常的に徹底してリラックスする

イメージトレーニングの前には徹底してリラックスすることが
前提条件として必須ですが、

先ほど同様、日常レベルでリラックスを徹底してみましょう。

 

どういうことかと言えば、
今の日本社会で生活していれば、
気付かぬうちに人は緊張していて、

それが結果、国民病と言われる
「肩こり」や「腰痛」を引き起こすと言われています。

逆に日常的にリラックスしていると、
脳が活性化され、
イメージを描く力、そして、そのイメージが
現実を変える影響力が増大します。

逆に緊張している状態だと、
現状や過去に縛られ、
周りに流され、

自らのイメージの影響力は著しく低下します。

 

ですから、日常的に徹底リラックスするため、
具体的には緊張しやすい肩まわり、腰回りの筋肉を緩めたり、
呼吸をゆったりするなどを徹底してみてください。

 

では、次にイメージトレーニングも方法、やり方について押さえていきましょう。

イメージトレーニングのテッパンのやり方をまず押さえる

まずテッパンのイメージトレーニングのやり方を押さえましょう。

イメージトレーニングで達成したいことは何なのか?

これは今回のテーマである「目的」になるわけですが、
そのどんな目的においても共通する「達成したいこと」があるはずです。

それは、

「現実を変えること」

これに尽きると思います。

 

要はイメージトレーニングをして、ただイメージの世界で楽しければいいわけでもなく、スリルを楽しみたいわけでもないはずです。 それなら妄想や一時だけの映画鑑賞の方がよっぽどいいでしょう。

そうではなく、イメトレで現実を変えようとするのであれば、 そのために必要なテッパンのやり方があります。

それは力を徹底的に抜く(リラックス)ことと、できるだけリアルにイメージすることです。テッパンのやり方というより大原則と言ってもいいかもしれません。

まず徹底的に力を抜くということについてですが、

逆を考えれば当然のことです。力が入っているとき、緊張しているときは、脳内の意識はイメージの世界ではなく現実世界にあります。そんな状態でリアルなイメージを描くことなどできません。

 

また、リアルなイメージを描くということも一見当たり前のようで、それができている人はとても少ないです。イメージがリアルであればあるほど、現実を変えるエネルギーが生まれます。

「目の前にヘビがいます」

この文を読むだけで、ぼんやりとヘビのイメージが脳内に形成されます。

しかし、この文を読んだだけで、逃げ出したり、驚いたり、というようなリアクションをとる人は少ないでしょう。

 

しかし、

「目をつぶって想像してください。 あなたの目の前30cmの位置に、黒と緑のまだら模様の大蛇が唾液を垂れ流しながら、大口をあけてあなたを見ていて、それもどんどん近づいてきます。しかし、あなたの背中には壁があり逃げることができません」

どうでしょうか。恐怖心がだいぶ違ったのではないでしょうか?

イメージのリアル度合いであなたの感情は大きく揺れ動き、心臓の鼓動は高鳴り、ときには本当に声を上げてしまったり、逃げてしまったり、汗をかいたりします。

そうです現実世界が変わります。

徹底的なリラックスとイメージのリアリティを高める。 これがテッパンのイメージトレーニングのやり方の大原則ということです。

目的別イメージトレーニングのやり方

それでは目的別のイメージトレーニングのやり方に移ります。

どの目的でもリラックスとリアルなイメージという大原則は変わりませんので、意識してやっていきましょう。

試合や本番のパフォーマンスを上げるイメトレ

まずイメトレと言えば、試合や本番のイメージトレーニングをして、自分の実力をしっかりと発揮するために活用する人が多いかもしれません。

もちろん、これは有効です。

これはイメージトレーニングの中でもメンタルリハーサルとも呼ばれる方法で、脳内で本番のイメージをリアルに描くことを繰り返して、いわば、本番慣れしてしまおうという考え方です。

このメンタルリハーサルを成功させるポイントは

その本番の場所、雰囲気をいかに1度経験して、記憶に入れておけるか?

ということです。

 

例えば、受験勉強している高校生はセンター試験会場に1度は実際に行ってみることを推奨する塾や学校が多いです。どういった場所なのか知らなければ、リアルなメンタルリハーサルなどやりようがないわけですから、当然と言えば当然です。

ただ、どうしてもまったく同じ状況、場所を再現することができないこともあると思うので、似た状況でもいいので、できるだけたくさん記憶のストックを作っておくことをオススメします。

センター試験会場の大学に行ったとしても、その会場の教室には入れないかもしれません。しかし、インターネットで教室の写真は手に入るでしょう。そして、その教室に似た教室を自分の学校の中で見つけて、その中でイメージトレーニングをするというのもいいでしょう。

そういった作業で、できるだけ記憶ストックをためておくと、そのストックを材料にリアルなメンタルリハーサルを行うことができます。

スキル・フォームを身につけるためのイメトレ

次によく行われるのは、スポーツなどのスキル・フォームを身につけるためにイメージトレーニングを活躍する場合です。

バッティングスキル

新たなスキルやフォームを身につけるのが上手な選手は自覚している or していないに関わらず、必ずイメージトレーニングをうまく活用しています。 逆にイメージトレーニングを活用できない選手は、新たなスキルやフォームを身につけるときに、やみくもに反復練習をしてしまいがちです。

僕は学生時代は野球をやっていましたが、どうしてもバットスイングでの悪いクセが抜けない選手がいました。その選手はサボっているわけではなく、誰よりも素振りをして、ティーバッティングをして、努力家の選手でした。

でも、それじゃダメなんですね。

 

いくら素振りやティーバッティングの数をこなしても、その数の分「ダメな」スイングを繰り返していることに気付いていないんですね。 いつか、努力を繰り返していれば、目指す新たなスイングをフォームを身につけられるだろうと思っているわけですが、実は逆なんですね。 「ダメな」スイングを固めることにしかなっていないんです。

ちょっと考えれば当たり前なんですが、それが努力と根性の世界では見失いがちになってしまうので注意が必要です。

では、どうしたらいいのか?と言えば、

もちろんイメトレをうまく活用すればいいわけです。

 

まず新たなバットスイングの軌道や身体の動きをリアルにイメージする。

そのイメージを現実に再現するようにスイングしてみる(素振りでもティーバッティングでも)。

その結果のフィードバックを得る。それはビデオ撮影して自分で見返してもいいですし、コーチや同僚に見てもらってもいいでしょう。

そして、イメージと現実のギャップを埋めるよう、さらにイメージを強化、修正する。

その繰り返しです。

 

 

前半でも言ったとおり、イメトレは現実を変えるためにあります。ですから、イメトレだけでもダメで、現実の練習だけでもダメなんですね。その両方を行ったり来たりしながら新たなスキル、フォームを獲得するというのが大切になります。

なりたい自分になるためのイメトレ

最後に大きな目的のお話です。

それは「なりたい自分になる」、要は自己実現ですね。そのためにイメトレを活用しましょうということです。

イメトレは現実を変えるためにあるわけですから、なりたい自分になるために活用できることも当然のことと言えます。

 

しかし、今までの目的のように「本番、試合」とか「一つのスキル、フォーム」のように場面が限定されたものではなく、「あなたそのもの」という現実を変えるためのイメトレなので、やはり、ポイントが少し異なってきます。

とは言えば、徹底リラックス&リアルなイメージの大原則は忘れないでいただきたいのですが、

さらにもう一個、ポイントを挙げるとしたら、1日中、24時間365日、ずーっとイメトレしているような感覚です。

これはちょっと極端な表現ですが、そのくらい「なりたい自分」のイメージを描きながら生活することではじめて、あなた自身が変わるという現実を引き寄せることができます。(それを含めて引き寄せの法則と言う方々もいらっしゃいますね。)

そこでオススメしているのが言葉です。

 

何かしら「なりたい自分」を示す短い言葉を口癖のように頭の中で繰り返すクセをつけると、自然とイメトレの映像が常について回るような生き方になります。

例えば、僕の場合は「ゴール」という言葉をよく思い浮かべます。

そのせいで自分が何らかのゴール(複数あります)を達成する人間だというイメージトレーニングを常にやっているような状態を作れているわけです。

 

このイメージトレーニング(イメトレ)・・・そんなに難しいものではないと感じていただけたかと思いますが、
同時に、その使い方を間違えてしまうと意味がないものにもなってしまいます。

次は成功させるため・・・逆に言うと、イメトレを無意味なモノにしないための注意点を解説します。

この注意点を押さえていただければ、イメージトレーニングが無意味なモノになるという残念な結果は避けられますし、突き詰めれば、思いっきり効果的なイメージトレーニングにすることもできます。

イメトレを今までやってきたけど、あまりしっくりこない、実感がないという人は今一度、この注意点に自らのイメージトレーニングを照らし合わせてみてください。また、これからイメトレをやってみようという人はまずこの注意点を押さえてやってみてください。

イメージトレーニングを成功させるための3つの注意点

それではさっそくイメージトレーニングを成功させるための注意点をお伝えしていきます。3つに絞ってお伝えしますので、しっかりチェックしてみてください。

1.イメージトレーニングの効果を疑わない

まず一番大切なのはイメージトレーニングの効果そのものを疑わないということです。通常、様々なことがらは疑うこと、批判的な目を持つことで自らの思考力を高め、自ら主体的に生きていくことができるわけですが、

こと、イメージトレーニングについて言えば、疑えば、その効果は著しく落ちます。

「信じるモノは救われる」

なんて言えば、ただの宗教になってしまいますが、

そういった類いの「疑わない」ではなくて、しっかりとした脳科学的な根拠をもとに「1mmも疑わない」状態を創り上げることが大切です。

そのためにもこちらの記事で脳科学的なメカニズムとデータを知っていただき、疑わないで、「まともにやれば効果が出ないわけがない」という考えでイメトレに取り組んでください。

脳内イメージ 認知機能 イメージトレーニング
イメージトレーニングの効果を高める脳科学的に最強の方法

今回の記事ではイメージトレーニングの(イメトレ)脳科学的根拠についてもご紹介しながら、その効果を疑う余地がないレベルまで引き上げることを目指しています。 イメージトレーニングは脳科学的に正しい方法だと ...

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2.イメージトレーニングを無機質に行わない

次の注意点はイメージトレーニングを無機質に行わないということです。

無機質なイメージトレーニングというのは、なんとなく真面目にカタっ苦しく、テンションも上がらず、表情も変わらず、感情もわき起こらずに目をつぶって行う。そんなトレーニングのやり方を無機質なイメトレと呼んでいます。

これでは実はイメトレの効果は上がらないんですね。

イメージトレーニングの目的は現実世界を変えることにありますよね。それはスポーツパフォーマンスを上げることだったり、本番で力を発揮することだったりするわけですが、その現実世界を変えるイメトレにするために大切なのは「臨場感、リアリティ」です。

イメージトレーニング

「臨場感」が低いイメージは現実世界に何の影響も及ぼしません。 それはつまらない映画を見ているときのような状態です。

そうなると、映画の内容は入ってきませんし、それによって涙を流すことも、笑うことも、心臓の鼓動が高鳴ることも、モチベーションが上がることも・・・そんな現実世界の変化は起こりようがありません。

しかし、「臨場感」が高いイメージは現実世界に何らかの変化を起こします。 無我夢中で映画を見ているときを想像してみてください。

映画 臨場感

泣きますよね。笑いますよね。見終わったあと、モチベーションが上がっているのか、ぐったり疲れているのか・・・何らかの、結構な変化が現実に起こっているはずです。

 

ですから、イメージトレーニングをするときには当然、感情も豊かに動きますし、表情も変わりますし、ときに息が上がったっていいわけです。ハタから見たら、変な人でいいわけです。あなただけの脳内で現実を変えるインパクトのある臨場感が高い出来事が起こっているわけですから。

そういう無機質じゃない、臨場感が高いイメージトレーニングを心がけましょう。

3.イメージトレーニングを思い出したようにやらない

3つめの注意点が、イメトレを思い出したようにやらない。ということです。

イメトレは筋トレや日々の練習のように、毎日決まった時間に決まったメニューをこなす形にはなりにくいので、いつの間にかやらない時間が長くなって、また思い出したようにやるというケースが真面目な選手でも少なくありません。

イメトレはやらなくても現実で筋トレや練習などをしていれば、成長できている気がするのだと思います。だからこそ、陥りやすいワナです。

しかし、日々の筋トレや練習は他の同僚、チームメイト、ライバルも同じくらいやっている人はいるでしょう。1日24時間、365日は同じだけ与えられているわけで、その中で動かせる身体の活動量には限界があります。

しかし、実はイメトレは脳内の情報処理の話なので、限界がないんですね。同じパフォーマンスを1日に100回繰り返すこともできれば、高速に他の作業と並行しながら1万回繰り返すことだってできます。

つまり、ライバルに差を付けたいと思ったり、パフォーマンスをもっと飛躍的に高めたいと思ったら、やはりイメージトレーニングはどんどん活用したいものになるわけです。

そのためにもイメトレは毎日行うということを大切にしてください。歩きながらでも走りながらでも、できる時間はいくらでも作れるのがイメージトレーニングですから、うまく生活の中に組み込んでみてください。

まとめ

イメージトレーニングの効果を圧倒的に上げるには、その効果を100%信じ切ることが大切です。しかし、それが意外と多くの人にとって難しく、効果が上がらない原因となっていました。

今回解説した内容、そして、脳科学的な根拠を知れば、そう、「知るだけ」で信じるとか信じないとかそういう次元じゃなくて、疑う余地がない効果的な方法であることがわかりますし、同時にイメージトレーニングだけですべて解決するわけでもないということもわかります。

イメージトレーニングは脳の活動ですからスポーツスキル、筋力アップ、その他、どの分野の上達においても役に立つものです。上手に活用していただければと思います。

 

また、このイメージトレーニングも突き詰めると、
それだけで人生が変わるインパクトがあるものになります。

そういった人生を変える、スポーツパフォーマンスを異次元レベルに持っていく、
そんな希望を持つ人が僕のパーソナルコーチングを受けて、その変革を実現していってくれています。

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歌島 大輔

肩/スポーツ領域を得意とする整形外科専門医としての診療/手術・スポーツパフォーマンスアップ、ケガ予防トレーニング等のアドバイス・マインド(脳と心・メンタル)の使い方を指導するコーチングを行っています。

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