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アルトゥーベ選手の守備は?筋肉は? メジャー最小最強バッター解剖

更新日:

この記事を書いた人
歌島 大輔ADMINISTRATOR
景翠会 金沢病院
整形外科専門医 / 認定スポーツドクター / CSCS(米公認トレーナー) / 苫米地式コーチ 補
肩 / スポーツ領域を得意とする整形外科専門医としての診療 / 手術・スポーツパフォーマンスアップ、ケガ予防トレーニング等のアドバイス・マインド(脳と心・メンタル)の使い方を指導するコーチングを行っています。

詳しいプロフィールはこちら

アルトゥーベ選手は2014年シーズンにおいて、
イチロー選手以来の首位打者、最多安打、盗塁王の3冠を達成し、
リードオフマンとして求められる能力を兼ね備えたバッターとして、
一気に大スターとして日本でも人気が高まっています。

 

こんにちは、スポーツ整形外科医の歌島です。。
記事をご覧いただきありがとうございます。

アルトゥーベ選手と言えば、
167cmと言われる低身長でありながら、
広角に正確なミート力でヒットを量産する、そのバッティングと
盗塁王を獲得したその走力が注目されますが、
同時に守備力が求められるセカンドというポジションを
任されています。

打撃に比べスポットライトが当たりにくい守備ですが、
では、アルトゥーベ選手の守備力はどうなのでしょうか?

めちゃくちゃ打つけど、エラーも多い、まだ発展途上の選手なのでしょうか?
それとも、守備力まで兼ね備えたパーフェクトプレイヤーなのでしょうか?

アルトゥーベ選手の守備力についての記事

アメリカのサイトでの評判を集めてみました。

守備力は「平均的」・・・

Fielding: An average defender largely due to his limited range, which is due to his size, or lack thereof. Shows great quickness and athleticism, but struggles to cover as much ground as a player like Robinson Cano or Brandon Phillips can. Has improved as he has become more accustomed to the speed of the big league game, but still needs to continue to grow as a defender. Shows good instincts, soft hands and the ability to turn the double play well. Has average arm strength with above average accuracy.

MLB Scouting Reports
http://mlbscoutingreports.com/2013/07/28/jose-altuve-60/

選手のスカウティングレポートをまとめているサイトでは、
アルトゥーベ選手の守備力としては「平均的」と表現されています。

守備力の面で突出できていない要因として、
それは小柄なためにリーチが短いということが挙げられています。

その一方で、そのクイックネス(敏捷性)と運動能力によって
広い守備範囲をカバーしているとも述べられています。

ターンの能力に長け、ダブルプレーをうまく成立させること、
肩の強さは平均的で、送球の正確性は平均以上ということです。

 

守備の安定感は魅力!

ltuve has done this with a tremendous fielding percentage, .995 with two errors in 376 total chances, and superb durability, starting 78 of the Astros' 83 games this season.

MLB.com
http://m.mlb.com/news/article/82226652/astros-jose-altuve-is-first-in-97-years-with-four-straight-multi-steal-games

MLB.comは376回の守備機会でエラーが2個、
.995の驚異的な守備率を記録したと報告しています。

父の評価は?

"My dad said I always was really good at hitting but not very good at fielding since I was a little kid," said Altuve, who remains grateful his father took him to the park to hit almost daily until he turned 15.

Altuve, 24, has developed into a good defender, but the former free swinger is renowned for his batting. He had the 500th hit of his career Wednesday against the Nationals in Washington, hitting the 500-hit mark at a quicker pace than Craig Biggio, the former Astros star and member of the 3,000-hit club.

http://www.houstonchronicle.com/sports/astros/article/Change-in-swing-has-Astros-Altuve-chasing-career-5570263.php

「いつも本当に素晴らしいバッティングをするが、
小柄なため守備についてはあまり良くないと私の父は言っていた」
とアルトゥーべ選手自身が語っています。

また、この記事は突出したバッティングに対して
守備力は目立たないが、それでも年々進歩していると述べられています。

 

バッティングではイチロー選手を思わせる
安打製造機ぶりを見せているアルトゥーベ選手ですが、

守備についてはまだまだこれからの選手のようです。
まだ若いので非常に楽しみですね!

 

むしろ、アルトゥーベ選手から学べることはバッティングですよね。

アルトゥーベ選手は167cmと言われる
メジャーリーガーとしては極めて低身長でありながら、
広角に正確なミート力でヒットを量産するバッティング。
これが一番の魅力だと思います。

低い身長の選手が高い打率を残すために必要な筋肉
これについて考察いたします。

低身長のメリットとデメリット

低身長のデメリット

バッティングという動作は
「運動連鎖」という力や動きの伝達の中で、
一番先っぽのバットを加速するしなくてはいけないので、

やはりどうしても腕や脚が短いというのは、
その加速距離が短くなり(ちょっと語弊はありますが)、
スイングスピードを高める上ではデメリットになります。

そして、全体としての筋肉量も
少なくなりがちですので、

そういった意味でもパワーの面では不利と言わざるをえません。

身長の低いホームランバッターは滅多に目にしませんから、
それは頷けるところです。

低身長のメリット

しかし、腕が短いというのはデメリットばかりではありません。
腕が短いとバットのグリップまでの長さが短くなります。

これは体幹や目から
ミートポイントまでの距離を短くできますから、

ミートの正確性には間違いなく有利です。

ですから、

スイングスピード、パワーの面で少し不利だとしても、
ミート力を生かして、メジャーリーグにおいて首位打者を
獲ることができるわけです。

低身長の選手がバッティングで克服すべきポイント

もう一つ身長の低い選手が考える必要があるのは、
相対的にストライクゾーンの高低が広がるということです。

これは、野球規約からすればあり得ない話です。
ストライクゾーンの高低はバッターの身体で決まりますからね。

ただ、実際はどうみても、身長の低い打者の高目は、
身長の高い打者の高目よりもはるかに高いと思います。

それは、人間が審判をやりますから、
ある程度致し方ない部分だと割り切るしかないでしょう。

ですから、身長の低い打者は
高目のボールを得意球とする必要があります。

そして、実際、アルトゥーベ選手は
高目のボールを打つのが非常に上手いです。

これは極端な例ですが(笑)

高目のボールを打つために最も必要な筋肉は?

高めのボールを打つために
最も必要な筋肉は何かと聞かれれば、
まず挙げたいのがこれです。

左腕の回外筋+右腕の回内筋(右打者)

バットスイングとはその名の通りスイング、
つまり円運動ですから、
大きな慣性力がかかります。

それも、鋭い腰の回転をするために、
その円運動はやや傾いており、
遠心力はどうしてもバットのヘッドが下がる方向に
かかります。

そして、高目を打つときには、
腰や体幹の傾きを調整するわけですが、
それと同時にバットのヘッドが下がらないように
リストの力が必要になってきます。

そのリストの力というのが、
具体的には右打者であれば、

左腕の回外筋+右腕の回内筋

になるわけです。

回外とは手首を返して手のひらを上に向ける動作、
回内とはその逆で手のひらを下に向ける動作です。

これをバットを握ってやってもらうと、
バットのヘッドを立てる方向になりますよね。

ですから、
どうしても高目のボールはポップフライになりやすいとか、
むりやり体幹の傾きを補正したり伸び上がったりして打つから、
目がぶれて、きちんとミートができないという選手は、

この筋肉を徹底的に鍛えるというのがオススメです。

 

トレーニングはダンベルさえあればできますので、
動画をご参照ください。

お読みいただきありがとうございました!

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