足の爪の内出血の原因とテッパンの治療法 放置すると危険な理由

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足はスポーツをする人にとっては、どの種目であっても基本になる部位です。そして、走ったり、方向転換したりするときに最後に蹴るのはつま先の役割であり、そのつま先の先端に爪があるわけですから、爪の手入れが行き届いていないと、内出血の原因、そして痛みの原因になってしまい、結果、パフォーマンスに影響するということになりかねません。

今回は足の爪が内出血してしまったときの原因やテッパンの対処法について解説します。 原因によっては激痛に悩まされることもあれば、放置したらいけない内出血もありますので、この記事で一通りの原因と対処法を掴んでいただき、できるだけ整形外科や皮膚科を早めに受診して診てもらうようにしてください。

足の爪の内出血の原因

まずは足の爪の内出血が起こる原因についてです。主に3つあると考えてください。

明かな外傷

まず典型的な原因で、外傷エピソードがある場合です。足の指を踏まれてしまったとか、机の角にぶつけてしまったとか、転んで足を捻ってしまったとか・・・そういったことがあって足の爪に変な力や直接の強い外力が加わって、内出血してしまうことがあります。

ランニングや方向転換などスポーツ動作

意外と多いのは、スポーツ選手やスポーツ愛好家です。結構、足に負担かけたなぁ、痛いなぁと思って、靴やスパイクを脱いでみると、爪が真っ黒!なんてことがあります。

これは靴やスパイクがしっかりフィットしていないことが原因になっていることも少なくありません。キツすぎて、常に足の爪にスパイクが当たっているパターンと、緩すぎて、靴の中で足が動いて、ガツガツ爪がスパイクの中でぶつかるパターンがあります。
しっかりと、つま先に余裕がありつつも、しっかりと足にフィットしていないといけないということがわかります。

深爪や長すぎる爪など手入れの問題

爪の手入れに問題があるケースはかなり多いです。ありがちなのは深爪です。深爪は本当に厳禁で、巻き爪や陥入爪(かんにゅうそう)というような爪が皮膚にめり込んで、化膿したり、出血したりすることがあります。

長すぎる爪も当然問題で、爪が割れて出血するなんてことは容易に想像が付きます。

足の爪の内出血の治療法

これら様々な原因の結果、起こってしまった内出血状態に対してどういう対処、治療法があるか?ということについて解説します。

爪下血腫

まず爪の下の内出血、つまり、爪下血腫(そうかけっしゅ)についてです。これは内出血が多くなると、爪のせいで出血の逃げ場がなくて、つよく爪の下の皮膚を圧迫してしまいます。
これは激痛になることがあるので、救急外来にいらっしゃる患者さんもおられます。

その場合には熱した太めの注射針で爪に穴をあけて、出血を出して、圧迫を解除することで痛みが速やかにおさまることが多いです。激痛の場合にはお近くの救急外来に連絡してみましょう。

ゼムクリップをライターであぶる

このような自己治療は僕の立場上、決してオススメする方法ではなく、病院受診をしてほしいと思うのですが、このインターネット社会の中で調べればすぐに出てくるのであえて解説します。

ゼムクリップをライターで熱して、自力で爪に穴をあけて血腫を逃がすという方法です。実際にやっていることは救急外来でよくやられる、先ほどの方法と同じと言えば同じです。

しかし、医師でない素人である患者さん自身が自らやるということ、クリップは滅菌された無菌のものではないことに大きな違いがあり、
間違った方法をやると爪の下の皮膚を傷つけたり、血腫がうまく排出できなかったり、菌が爪の下に入り込んで化膿の原因になったりというリスクがあります。

さらにこだわりのある医師が処置をすると、再発予防のために空けた穴の中にナイロンの糸を挿入して、ドレナージ効果を狙う処置(再出血も外に排出する処置)をすることもありますが、それを自分でやることは無理ですし、感染のリスクを考えればやらないほうがいいでしょう。

それでも、どうしても・・・ということであれば、できるだけ安全にやるための注意点を解説します。

こちらの動画くらい、何度も少しずつやるくらい慎重にやるべきだと思います。

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  • 爪や周りの皮膚を徹底的に石鹼を使って洗ってください。清潔が一番大切です。その次に爪の表面を消毒します。
  • まずシンプルにライターなどで熱するときに火傷しないように細心の注意を払ってください
  • クリップの先端が赤くなるくらいに熱する必要があります
  • 少しずつ爪の真ん中辺りに穴を空けるべく熱したクリップの先端を刺します。これを力任せにやると、ズブッといって爪の奥の皮膚まで損傷しかねないので慎重にやります。
  • 穴が空いて、血が出てきたら、圧迫して抜けるだけ抜きます
  • 抜いたあと、再び溜まることがありますので、爪を小さく折りたたんだガーゼで覆って、テープで圧迫しましょう。
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爪の周りが化膿している

爪の周りが可能して内出血しているような時は、その化膿をどうにかしないといけません。

抗生物質の内服

薬 サプリメント 内服薬

化膿というのは細菌感染のことを言いますので、抗生物質を飲んだり、時に点滴したりして細菌を退治することが必要です。時々、抗生物質の軟膏だけで対処しようとする人がいます。市販もされてますからね。しかし、軟膏などの外用薬だけではたいていの化膿は治せないと考えた方がいいと思います。

切開して膿を出す

抗生物質を飲んで効果があるのは、その化膿した部位に血の巡りがある場合のみです。血流を通じて抗生物質が届くわけですから。しかし、まさに化膿状態である「膿み(うみ)」が溜まった状態では「膿み」の中には血管はないので、「膿み」は直接外に追い出す必要があります。それには皮膚を切開する必要があります。これを「切開排膿(せっかいはいのう)」と言って、爪の周りの化膿の場合は意外に必要になることが多いです。

足の爪の内出血と思って放置したら別の病気だった

怪我やスポーツによる繰り返しの負荷などによる内出血や化膿している状態を説明しました。化膿の治療は急いでやる必要がありますので、放置する人は少ないと思いますが、単なる内出血で痛みも少ないとなると放置することもあるでしょう。しかし、意外と重症な病気や怪我か隠されていることもありますので、その代表的なものを解説します。

メラノーマという皮膚癌

一番代表的なのはメラノーマ(悪性黒色腫)と呼ばれる皮膚癌です。これは爪というより皮膚のホクロなどと間違えられてしまうことで有名ですが、癌ですから命に関わりかねない病気で放置してはいけません。

このメラノーマは皮膚のメラニン色素を産生するメラノサイトという皮膚の細胞が癌化してしまう病気で、爪にできるメラノーマは爪に縦の黒い線ができ、それがだんだん太くなるという特徴的な経過を示すことがあります。これと、急にできて、なんらかの原因がある外傷性の内出血とは間違えにくいかなとは思いますが、なんとなく放置してしまうことは十分にあり得ます。

爪のホクロ(黒色線条)

ただ、爪に黒い線ができていたからといっても全てがメラノーマとは限らず、良性の爪のホクロ(黒色線条)ということも十分にあり得ますので、皮膚科を受診してしっかりとまずは診断してもらいましょう。

骨折の結果の内出血

爪の内出血が外傷によって起こった場合に、内出血だけかと思いきや、その下の末節骨(まっせつこつ)という骨が折れている(骨折)なんてこともあります。この場合にあまりにズレが大きければ手術をすることもありますし、骨折と思わずに無理をすれば治りが遅れることも十分あり得ます。

この骨折の見逃しをなくすためにも一度はレントゲンを撮るということをお勧めします。

足の爪の内出血の予防・再発防止グッズ

この足の爪の内出血ですが、外傷にしても、スポーツの繰り返しの負荷にしても予防策をしっかり練ることで、かなり確率を減らすことができます。

シリコン製足指サポート

シリコン製の足の指のサポートグッズが売っています。
シリコンはちょうどいいクッションになりますので、内出血中や出血を繰り返している人は試してみる価値はあるでしょう。

厚手の靴下

厚手の靴下というのも再発予防グッズとして売られています。ただ、これは特にお勧めするほどのものではありません。お好みに応じてやってみてもいいかなというくらいですね。それよりも次に解説するフィットした靴を、しっかり靴紐を締めて履くということのほうが遥かに大事です。

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適切にフィットした靴

原因のところでも話しましたが、一番は適切なフィットした靴が大切です。これは爪の内出血に限らず怪我の予防にとって基本中の基本です。それにも関わらず、かかとをつぶした、ブカブカだったり、キツキツの靴でスポーツをやっている人が少なくないことが残念だなと思っています。

適切な靴とはつまさきや爪が靴の内側に当たる場所がないように余裕があり、しかし、足の甲やかかとはしっかりと接してフィットして、靴の中で足がぐらつかないということが最低条件です。それには毎回しっかりと靴の紐を締めるという面倒な作業もサボらずやるということも必要になることがわかりますね。

まとめ

今回は足の爪の内出血について様々な原因と対処法について解説しました。
総じて、まずは診断を受けるということ、つまりは病院を受診することの重要性はお伝えできたかと思います。

さらには最後に繰り返した、「フィットした靴」を「適切に履く」ということができれば、そう簡単には爪の内出血は起こらないと思っていますので、一度点検してみてください。

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