手首の骨折

手首にひびが入ったときの症状は?要注意症状を専門医が解説

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今回は手首に「ひび」が入ったときの典型的な症状と「ひび」と打撲で迷ったときの要注意症状を解説いたします。

手首は手関節(しゅかんせつ)と呼ばれますが、実際は多くの骨が絡んだ関節です。この関節は非常に安定しているので脱臼するよりも骨折する方が遥かに多い関節です。そのため、「打撲と思っていたら折れていた、「ひび」が入っていた。」なんてことはよくあります。

そんな手首の「ひび」を見逃さないための症状に関する知識をお伝えいたします。

こんにちは、スポーツ整形外科医の歌島です。 本日も記事をご覧いただきありがとうございます。

それではいきましょう!

手首のひびの典型的症状とは?

「ひび」と言っても、医学的には骨折です。骨が折れてしまっていることには変わりありません。ただ、ずれがほとんどない軽症型の骨折であるというのは言えるでしょう。(部位にもよりますが)

ということで、典型的症状は骨折の軽症型の症状です。

瞬間的な痛み

まず一般的な骨折と同じで、受傷した瞬間は痛みがあります。これは当然ですね。ただ、打撲と区別がつかない程度の痛みのこともあります。

手首を動かすと痛い・・・でも動かせるかも

その「ひび」が入った骨が関連する関節は動かせば痛いはずです。しかし、ズレのある骨折に比べれば軽度で、動かせることは動かせるという状態かもしれません。

腫れや内出血はあっても少しだけ

打撲だけでも腫れたり内出血したりしますが、一般的にはズレのある骨折では内出血や腫れは大きいです。

しかし、ズレがない「ひび」はそれも少ないことが多いです。

手首の変形はない

ズレがない骨折=ひび ですから、手首の変形はありません。変形があれば骨折や脱臼を疑って救急外来でもどこでも連絡をして受診すると思いますが、それがないというのも落とし穴ですね。

注意深く触れば圧痛あり

「ひび」が入ったところは当然押せば痛いです。しかし、手首の骨は小さい手根骨もありますから、少し「ひび」とはズレたところを押すと押しても痛くない!?と勘違いしがちです。

手首の打撲ではなく「ひび」を疑う要注意な症状は?

つまり、手首の「ひび」で注意すべきは軽症のために打撲や捻挫と勘違いしないようにするということです。

そのポイントを2つお伝えいたします。

骨の叩打痛

まず骨の叩打痛(こうだつう)です。

「ひび」でも骨が折れれば、振動に弱いです。「ひび」が疑わしい骨の一番痛い場所からちょっと離れた場所を叩いて振動が伝わったときに痛みが走れば、その骨に「ひび」が入っている可能性があります。

裏から押しても痛い 骨性圧痛

また、打撲であれば押して痛い場所、つまり圧痛部位は手首のどちらか側・・・つまり、手のひら側、手の甲側、親指側、小指側など一側面であることが多いですが、骨の「ひび」、つまり骨折の場合は、その骨を360度どこから押そうが痛いとうことが言えます。

これを骨性圧痛(こつせいあっつう)と呼んだりします。

まとめ

今回は手首の「ひび」を疑った時に症状からどう判別するかということについて解説いたしました。

大事なポイントは打撲や捻挫と勘違いして、放置しないということ。そのために叩打痛と骨性圧痛を調べてみるということをオススメします。

さらに一番大切なのは、この知識も参考程度にして、少しでも怪しいと思ったら、自己判断せずに病院を受診するということです。

少しでも参考になりましたら幸いです。

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歌島 大輔

肩/スポーツ領域を得意とする整形外科専門医としての診療/手術・スポーツパフォーマンスアップ、ケガ予防トレーニング等のアドバイス・マインド(脳と心・メンタル)の使い方を指導するコーチングを行っています。

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