
今回は五十肩の治し方の中でも肩への注射と内服薬(飲み薬)について専門医がまとめて解説したいと思います。
五十肩と言っても、痛みや動きの悪さは様々な原因があり、それに応じて注射を使い分けているわけですが、逆に注射の名前や部位からどういう状態に適応になり、どういう結果・効果を期待するかという解説があると便利かなと思って作成しております。
こんにちは、肩を専門とするスポーツ整形外科医の歌島です。本日も記事をご覧いただきありがとうございます。
それではいきましょう!
五十肩に注射をする3つのケース
まず肩に注射をする4つのケースについてお伝えします。
それは
* 五十肩の痛みの原因となる炎症を抑えるため
* 肩の痛みの元にある神経を落ち着かせるため
* 肩の精密検査のため
* 肩に関係なく全身に届くための皮下注射、筋肉注射
これになるだろうと思います。
それぞれについて解説していきます。
1.五十肩の炎症を抑える注射
このケースが一番多いだろうと思います。
五十肩は肩関節周囲炎というくらいですから、痛みの原因の多くは、どこかに炎症が起こっていることですから、その炎症抑える薬を炎症が起こっているであろう部位に注射するということですね。
これは治療目的の他に、どこが痛みの原因かをはっきりさせるという意味もあります。
ステロイド注射
まず炎症を抑える代表的な薬である副腎皮質ステロイドです。
このステロイドは飲み薬や点滴などで全身に投与、それも長期わたって投与すると様々な副作用が出現します。
- 全身や顔のむくみ
- 菌やウイルスに弱くなる
- 血糖値が上がる
- 胃潰瘍
- 血栓ができやすくなる
などなど、挙げればもっとありますが、
肩の炎症を起こしている部位だけ(厳密にだけとは言い切れませんが、全身に回る量は微量です)に注射をする分には、これらの全身性の副作用は多くありません。
僕の経験では糖尿病の患者さんで、血糖値が上がってしまったということはあるので、そこは注意しています。
しかし、他の注射よりも炎症を抑える効果が高いので比較的積極的に行っています。
ただ、注射を打った場所にも繰り返していると副作用が危惧されます。
それは脂肪がかたくなってしまったり、近くの腱や軟骨、骨が弱くなってしまったりということが起こりえます。
そのため、僕の場合は3回を目安に、それ以上は次のヒアルロン酸などに切り替えたりというような方針でやっています。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸は美容領域でも潤い成分のような印象をお持ちの方もおられると思います。事実、軟骨がすり減った関節に注射をして潤滑油(油ではありませんが)のような役割を期待して注射が行われます。
ただ、そういった物理的な潤滑油のような効果よりも、シンプルに注射した部位の炎症を抑える効果があることがわかっています。
それはステロイドほど強くはありませんが、ステロイドのような副作用も少ないのでよく行われる注射です。
麻酔薬テスト注射(キシロカインテスト)
もう一つ使うのはキシロカイン、プロカインなど〇〇カインという名前が多い局所麻酔薬の注射です。
注射を打った場所の神経を麻痺させて痛みを感じなくさせる役割があります。
これを炎症部位に打つと、そこが痛みの原因であれば痛みが引きます。
しかし、これだけだと効果が数時間しか持ちませんので、本当の一時しのぎにになりますが、それでも、痛みの原因部位をはっきりさせることは有用です。
これをキシロカインテストと言ったりします。
実際にはキシロカインにステロイドやヒアルロン酸を混ぜて注射して、テストだけじゃなくて、ちゃんと治療にもなるような注射をすることが多いです。
さて、次はどこに注射をすることが多いか?という部位の話に移ります。
肩峰下滑液包注射
肩で多いのは肩峰下滑液包(けんぽうかかつえきほう)という部位への注射です。
腱板損傷や肩峰下インピンジメントでもまず最初にトライする注射です。
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実際は肩峰下滑液包と言っても、きれいに袋になっている場合と、滑膜という膜が増えて、中がもやもやしている場合があります。
注射するのも滑液包の中でも前の方だったり、後ろの方だったり、いろいろと打ち分けたりしています。
腱板粗部注射
腱板疎部というのも比較的炎症が起こりやすい場所です。
腱板というインナーマッスルの筋肉の間にある薄い場所で、薄いからこそ弱いので負担に過剰反応すると考えています。
腱板疎部というのは烏口突起という肩甲骨の突起の奥に存在しています。

画像引用元:肩関節外科の要点と盲点 (整形外科Knack & Pitfalls)第1版 文光堂
そのため、腱板疎部の注射はこの烏口突起をメルクマール(指標)にしながら前から打ちます。
肩関節内注射
関節の中に注射を打つことももちろんあります。
有効なのは関節の中に炎症が起こっている場合ですね。
それは関節唇が損傷している場合、四十肩や五十肩で関節を包む関節包が全体的に炎症している場合などが適応になります。
関節内への注射は前からか後ろから、どちらからでも可能です。
注射が痛い場合のその理由
注射を打つとすごく痛いケースとそうでもないケースに出くわします。
同じ部位に打っているのに患者さんの反応は同じではありません。
それにはいくつか要因があります。
1つは患者さんの要因。
痛みに強いか弱いか。注射が嫌いか、そうでもないか。
注射部位の炎症がそもそも強いかそうでないのか。
もう1つは注射そのものの要因。
針先が腱板や軟骨など通常、薬液がなかなか入らない場所にあるのに無理やり入れてしまうケース。これは完全にダメなやつで、注入するときの抵抗が高いときは針先の位置を変えるのが基本なので、実際にそれをやってしまう医師はほとんどいないはずです。
ただ、炎症を起こしている滑膜がかなりかたかったり、注射している部位の圧力が高い状態でさらに液体を注入することで圧力が高まって痛みが増すということは考えられます。
注射して数時間後や数日後も痛みが増しているケースは注意が必要です。
1つは痛みの原因でない場所への注射になっていた可能性
もう1つは注射の効果以上に刺すことのダメージの方が大きかった可能性
を考えます。
細い針ですから、後者は可能性としては低くて、前者をまず考えて、別の部位に注射を再トライすることも考えますが、注射への恐怖心が高まっている状態ではしばらく注射はやらないということもあります。
2.肩の神経をブロックする注射
肩の神経をブロックする注射も時々ですが行います。
五十肩の痛みの原因が実際は肩周りの神経にあることが頻度は高くないですがあるんですね。その神経の周りに局所麻酔とステロイドを混ぜた注射をして神経を休ませて、神経とその周りの炎症を抑えることで治療しようということですね。
肩甲上神経ブロック注射
肩甲上神経(けんこうじょうしんけい)とは、肩の近くに走る末梢神経の1つです。
肩から腕の運動や感覚を司る神経は首から出てきます。そして、肩甲上神経は肩の上あたりで枝分かれして、肩甲骨の凹み(肩甲切痕)を通って、筋肉や関節に入ります。

画像引用元:プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器 第一版 医学書院
インナーマッスルを動かす神経
主に肩甲上神経は運動神経です。つまり、筋肉に信号を伝える働きがあり、これが働かなくなると、いわゆる「運動麻痺」が起こります。
この肩甲上神経が支配する筋肉は
- 棘上筋(きょくじょうきん)
- 棘下筋(きょっかきん)
の2つです。

画像引用元:肩関節鏡下手術 (スキル関節鏡下手術アトラス)第1版 文光堂
肩の重要な腱板筋群(インナーマッスル)の2/4、つまり半分を支配していると言えますので大切ですね。
ただ、アウターマッスルである三角筋を支配するのは別の腋窩神経という神経ですので、肩甲上神経麻痺でも肩を挙げることができる場合もあります。
肩の後ろの感覚にも関係していると言われている
以前は、肩甲上神経には皮枝(皮膚感覚を支配する枝)は存在せず、純粋な運動神経と考えられていましたが、実際に肩甲上神経麻痺の患者さんを診察すると、かなりの頻度で、肩の後ろから外側の感覚低下(しびれや鈍い感じがする)という症状があることがちらほらと報告されています。
少なくとも関節には枝を出している
感覚を司る皮枝の存在は議論中ですが、解剖学的に関節の中に入る枝(感覚神経)は存在します。
関節とは肩鎖関節(けんさかんせつ)と肩関節です。
そのため、この神経ブロックはこれらの関節の痛みに対する効果が期待されます。
腋窩神経ブロック注射
次に腋窩神経という神経のブロック注射も時に有効です。
腋窩神経とは末梢神経のひとつ
腋窩神経の腋窩(えきか)ですが、これは要は脇の下(腋の下)のことですよね。
この腋窩部を走る末梢神経(まっしょうしんけい)の1つが腋窩神経です。
腋窩神経は肩に巻き付くように走る
腕に行く神経は首の骨の間から出て、鎖骨の下を通って、脇の下、すなわち腋窩部を通ります。

画像引用元:肩関節外科の要点と盲点 (整形外科Knack & Pitfalls)第1版 文光堂
そんな中で腋窩神経はその腋窩部近くで太い神経から枝分かれして、腋の下を後ろから肩の外へ回り込みます。
腋窩神経の働き
神経の働きを考える上で大切なのは神経の走行(走る位置)です。
つまり、先ほど解説しましたが、腋窩部から肩の後ろから外へ回り込むという神経の走行から、
その神経の走行している領域(肩の外側)の皮膚感覚を支配して、その部位にある筋肉による運動を支配するというのが一般的です。
三角筋という大切な筋肉を支配
まず筋肉で言えば、三角筋を支配するということになります。
三角筋は肩の周りを後ろ、外、前と取り囲むように走る筋肉で、まさに位置としても腋窩神経が支配すべくして支配している筋肉です。

画像引用元:肩関節外科の要点と盲点 (整形外科Knack & Pitfalls)第1版 文光堂
そして、三角筋の前側が働けば、腕が前から上がっていきます(前方挙上)。外側が働けば、外から上がっていきます(外転)。そして、後ろ側が働けば、腕が後ろに上がっていきます(伸展)。
多方向に腕を上げるということで、非常に重要な機能を担っているわけですね。
肩の外側の感覚を支配
そして、肩の外側の皮膚感覚を支配していますので、腋窩神経がダメージを受けると、肩の外側にしびれがでたり、痛みが走ったりします。

画像引用元:プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器 第一版 医学書院
四辺形間隙症候群(Quadrilateral space syndrome)
この腋窩神経に障害が起こる1つの有名な病態として、四辺形間隙症候群(Quadrilateral space syndrome)という診断名があります。
QLSと略されることもある、この症候群についても簡潔に解説します。
四辺形間隙というのは4つの辺に取り囲まれる間隙=スペースのことで、その4つの辺というのは、
- 上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)
- 上腕骨(じょうわんこつ)
- 大円筋(だいえんきん)
- 小円筋(しょうえんきん)
という筋肉と骨のことです。これらに囲まれたスペースを腋窩神経が走るわけですが、

画像引用元:プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器 第一版 医学書院
これら筋肉が凝り固まってしまったり、筋肉が肥大しすぎたりなどの原因で腋窩神経を圧迫してしまうことを四辺形間隙症候群と呼んでいます。
注射が痛い場合のその理由
これらの神経ブロック注射が痛い原因としては針先が神経に触れている可能性が一番高いです。それによる神経損傷のリスクもゼロではないので出来る限り細い針を使い、さらに超音波で神経を確認しながら注射をすることもあります。
ただ、多くの場合は、神経そのものをガッツリ刺してしまう前に強い痛みが出現するので超音波までは用いずに慎重に注射をしています。
3.肩の精密検査のため
他には肩の精密検査や特殊な治療のための注射というものもあります。
肩関節造影検査
肩の関節の中にレントゲンやMRIで映る液体を注入することで関節の中の構造をより精密に描出する検査です。
造影剤という液体(生理食塩水や空気を注入することもあります)を関節の中に注射します。そうすることで関節の中が膨らみ、いたんでいる場所がより明瞭に画像(レントゲンやCT,MRI)に写るという仕組みです。
Joint Distension
四十肩、五十肩で関節がカタくなってしまった人に行われる特殊な治療です。
関節がかたくなってしまっている人は関節包という膜が分厚くなっていたり、滑液包という場所がもともとは関節と交通しているのに、癒着によってその交通が遮断されてしまって、関節の中の圧が高まっている状態などが考えられています。
それを開放するために
関節の中に大量の生理食塩水(造影剤も混ぜることが多いです)を注入して癒着などを剥がしてしまおうという処置です。具体的には注射後にさらに肩を動かすことで剥がしていきます。
4.筋肉注射や皮下注射
肩の治療でないことが多いですが、全身への注射として肩の皮下脂肪や筋肉(三角筋)に注射をすることがあります。
一般的には予防接種の注射が一番身近かもしれません。
注射が痛い場合のその理由
これら皮下注射や筋肉注射はそもそもある程度は痛いものですが、強い痛みや肩や腕のしびれ、動かしにくさが続く場合はもしかすると神経に影響が出ている可能性もあります。
ご心配であればまず注射を受けた病院でご相談してみてください。一般的には整形外科の診察を勧められると思います。
次に飲み薬についてです。
あえて、五十肩に市販薬は本当に効果があるのか?
ということについても掘り下げてみます。
よくありますよね「五十肩に効く薬」といううたい文句。
「これって五十肩だろうなぁ」
と思ったとき、こちらのホームページをご覧いただいている人は都合をつけて整形外科受診を検討されると思うのですが、人によっては
「五十肩くらいで会社を休めないな」となるかもしれません。
そこでちょっとドラッグストアに寄って、五十肩に効く!とされている薬を試そうと思うのは自然な流れです。
実際、病院での治療と市販薬を飲むのとではどう違うのでしょうか?
病院で出される五十肩に効く薬
まず大前提として、飲み薬は病院での治療の1つに過ぎません。病院ではまず痛みの原因に診察や画像検査で迫り、それに対して、飲み薬の他にも注射やリハビリ、時には手術などを行って治療していきます。
そういう意味で市販薬をとりあえず飲んでみる、というものとは全然違うというのは言うまでもないわけですが、
病院で五十肩に対して出される薬と市販薬は同じ飲み薬でも結構違います。
まず病院で出される薬は健康保険が利きます。
それは逆に言えば、国民の税金を使うわけですから、科学的に効果が実証されていることが条件ですし、また、その前に医師の診断があることが前提です。
消炎鎮痛剤 NSAIDs
まず炎症を抑え、痛みを減らす薬の代表格である非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)です。
ステロイドは炎症を強く抑える代わりに、様々な副作用のリスクがあり、使うには勇気がいる薬ですし、容量のコントロールも厳重です。
それに対して、効果は少し劣っても、副作用が少なく、市販薬にもなっているのがこのNSAIDsです。
ロキソニンやセレコックス、ボルタレンといった商品名ですね。
鎮痛剤 アセトアミノフェン
次に炎症を抑える効果はありませんが、痛みを減らす効果があり、さらに副作用がNSAIDsよりさらに少なく安全と考えられているのがアセトアミノフェンです。
カロナール、コカールという商品名が多いですね。
痛みを出している中枢にも効かす薬
うつ病やてんかんなど、脳などの中枢神経系に効く薬が、痛みのコントロールにも有用であることが近年わかってきており、関節痛に対してもこの中枢に作用する薬が続々と出てきています。
リリカ、トラムセット、トラマール、サインバルタなどの商品名です。
ただ、これらは慢性の痛みで特に変形性関節症のような、加齢性にある意味では根本治療が手術しかないような時に使う、奥の手のようなイメージですので、五十肩に使うことは少ないかもしれません。
市販されている五十肩に効く薬は?
これらの病院で保険が利く薬に対して、市販薬は保険は利きません。
それは費用面ではマイナスですが、気軽にドラッグストアで買えるというメリットはありますし、医師の処方が必要ないと言うことは用法用量を守れば安全性が高い薬であるとも言えます。
また、保険が利かない≒国民の税金による負担はない≒効くも効かぬも自己責任
のような発想をするとわかりやすいのですが、
五十肩の市販薬は飲んでみても「効いてんだか効いてないんだか、よくわからない」という感想を持つ人が多いです。
それは、効くかどうかわからないが、理屈の上では効果を出すだろうという栄養素が配合されたサプリメント的な意味合いも強いからなんですね。
リョウシンJV 富山常備薬グループ
例えば、富士常備薬グループさんのリョウシンJVですが、
ひざ・腰・肩などの関節痛、神経痛の緩和に飲んで効くおくすり
というキャッチフレーズで紹介されています。
主な配合成分を見ると、ビタミンが多いのがわかります。まさにサプリメント!って感じもしますよね。
リョウシンJVの主な配合成分
- ガンマリザノール:自律神経のバランスを整える働き
- トコフェロール(ビタミンE):強い抗酸化作用、抗炎症作用や血行促進の作用あり。
- ピリドキシン(ビタミンB6):タンパク質代謝の主役のビタミンです。筋肉に貯蔵されているグリコーゲンからのエネルギー生産にも関与している。
- シアノコバラミン(ビタミンB12) :細胞の分裂や分化に欠かせない遺伝子を構成する「核酸」の合成に関与。
シジラック錠 小林製薬
また、小林製薬さんから出ているシジラックは
痛くて腕が上がらない 四十肩、五十肩に
というコピーです。
シジラックの主な配合成分
- ペオニフロリン(シャクヤクに含まれる)筋弛緩作用
- エフェドリン(マオウ)身体を温める
というような漢方に含まれる成分が中心です。
市販薬はサプリメント的に使うのがいい?
リョウシンJV、シジラックと、よく広告でも見かける2つをご紹介いたしましたが、どちらもサプリメント的な要素が強いことがわかります。
直接炎症を抑えるというような効果がある成分はあまりみられないので、即効性はないと考えていいと思います。
そのため、とりあえず、ちょっと痛いかなってときに飲んでみて、やっぱり痛みが増してくる、良くならないというときには早めに整形外科を受診するのが基本だと思います。
ただ、飲んで悪いモノではなく、まったくの無意味というものでもないのかなと思いますので、これに頼り切ることさえなければ、使ってみてもいいかもしれません。
まとめ
五十肩の治し方として、注射や飲み薬をそれぞれかなり詳しく掘り下げて解説しました。
少しでも参考になりましたら幸いです。